人間関係リセット症候群
会社でも趣味の集まりでも、同じコミュニティに長く所属していると、人間関係が濃くなってくるのに疲れ、猫のようにふっと消息を絶ちたくなる時があります。わたしの限界は2年のようです。
こういう現象を「人間関係リセット症候群」という…らしいです。紅茶のティーバッグのように、最後は濃く不味くなり、息が詰まってしまうのです。それで逃げたくなる。消えたくなる。
わたしの「人間関係リセット症候群」の症状を分析してみました。同じコミュニティに何年かいると、自分の好みや志向も変わってきて、「このコミュニティとはもう合わないなー」と思うようになります。コミュニティの志向と自分自身の志向がだんだんかけ離れて、居心地が悪くなってしまうのです。自分が停滞しているように感じてしまう。その結果の「人間関係リセット症候群」なのです。
ちょっと違った視点から見ると、わたしの「人間関係リセット症候群」の症状は新しい自分に生まれ変わるための合図のようです。
「人間関係リセット症候群」について一時は思い悩みましたが、最近は吹っ切れました。無理のない範囲で、気心の知れた友人と細く長く人間関係を続けられればそれでいい。思うがままに、その時々で一緒にいて楽しい人と付き合えばいい。それなりに生活ができるのなら仕事だって変えてもいい。引っ越してもいい。そう考えるようにしたら一気に身軽になりました。
「人間関係リセット症候群」は悪いことばかりではなく、次のステップへの第一歩なのでは?と考える今日この頃です。